2つのWordPress「WordPress.org」「WordPress.com」

その面白さにハマると抜け出すことが困難必死!WordPressの奥深さと難しさに浸り続けて12年。最近は現場から離れ後進の育成にチカラを入れていますが、それでもWordPressの沼底へとチャレンジしたくてうずうずしています。

さて、WordPressには2つあるって知ってますか?

Web制作会社では、「WordPress.org」が基本となるため、WordPressといえば「.org」。ですが、当社でも入社3年未満の新しい人は「WordPress.com」を知らないスタッフもいるかも知れません。

そんなスタッフのために、ざっくりまとめてみます。

インストール型「WordPress.org」

わたしたちが常日頃使うのはこちら「WordPress.org」であり、お客様に提供するWebサイトも「WordPress.org」を使っています。「WordPress.com」との違いがいろいろあるのでリストアップしてみましょう!

WordPress.org 特徴

  • 無料のオープンソースブログ・CMSソフトウェア。
    (非営利団体であるWordPress Foundationが管理)
  • WordPress.org」から誰でもダウンロードし利用することが可能。
  • インストールするためのサーバが必要(サーバ料金の負担や管理は自分で行う)。
  • 管理画面から公式テーマやプラグインをインストールできる。
    (その他サードパーティ製のテーマやプラグインもアップロード可能)
  • PHPのソースコードを使える。
  • サイトデザインの自由度が高い。
  • サイト内に広告を入れて収益に利用することも可能。
  • PHP、WordPress、コーディング(CSS)の知識が必要。
  • ビジネス向けのサイトや収益目的のブログなどに向いている。

なんといっても「WordPress.org」は奥が深くて楽しいしやりがいがありますね!

自分流のデザインにしてみたい、PHPを駆使してサイトをカスタマイズしてみたい・・・などの冒険タイプは断然「WordPress.org」がオススメ。ただし知識と技術もそれなりに必要です。

初心者には若干ハードル高めですが、世界中で利用されているためユーザ発信の開発情報が多数ありますので、やる気さえあれば、コツコツ調べつつ参考にしながら作ることが出来ます。

2つのWordPress「WordPress.org」「WordPress.com」

レンタル型「WordPress.com」インターネット上で利用できるレンタルブログサービス

「WordPress.com」は自分でサーバを用意したり、ソフトをダウンロード&インストールする必要がありません。

必要なことは「WordPress.com」に登録してアカウントを作ること。

手軽さが魅力のひとつです。

専門的な知識が必要な設定が要らないので、すぐにWordPressを始めたい、色々な記事を展開してブログ運営を簡単にやってみたい人にはオススメですが、色々な制限があることも確かで使いにくいと感じる人も多いです。

無料で利用もできますが、有料プランも用意されています。

WordPress.com の運営会社について

「WordPress.com」は、Automattic社が運営しサービスを提供している営利事業です。

※インストール型の「WordPress.org」は非営利団体「WordPress Foundation」を立ち上げ、管理開発を行っています。このように「.com」「.org」は独立した存在なのですが、両社の創業者(Matt Mullenweg氏)が同じであることから境界が曖昧であり強い密接感も漂っています。

Automattic社では、有名なプラグイン「 Akismet」「Jetpack」の開発も行っているので「WordPress.org」利用者にとっては馴染み深い企業ですね。

Wikipediaより
Automattic(オートマティック)は、2005年8月に設立されたアメリカ合衆国サンフランシスコに本拠を置くWeb開発会社である。WordPress(オープンソースのブログソフトウェア)とWordPress.com(英語版)(レンタル・ブログサービス)による自由な情報発信への貢献で注目されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Automattic

WordPress.com 無料プラン特徴

  • 独自ドメインが使えず「○○○.wordpress.com」のようなサブドメインになる(○○○に入る文字列はアカウント名)。
  • プラグインが使えない。
  • データベースやFTPの管理権限、アクセス権は与えられない。
  • JavaScriptやCSSの追加などカスタマイズ制限がある(セキュリティ上の理由により)。
  • 「WordPress.com」の広告が表示される。
  • 収益化するための独自の広告挿入ができない。

上記不便な箇所は有料プランにすることで解消されます。

WordPress.com 有料プランいろいろ

プランの詳細は「WordPress.com」のプランと料金ページで確認するべし!

2つのWordPress「WordPress.org」「WordPress.com」

プラグインのインストールやテーマのアップロードをするためにはビジネスプラン以上が必要になりますので月額2,900円(一括年払い)。好きなテーマにしたり、プラグインがあるとサイトが高機能になります。また、色々なカスタマイズも出来るのでビジネスプランを選択したいところですが、若干お高めの印象は拭いきれませんね。

手軽が魅力の「WordPress.com」ですが、加えられる制限に対してどこまで許容範囲なのか吟味が必要かも知れません。「自由の.org」か「手軽な.com」か・・・どちらを選ぶ?ってことですね!

おまけ「WordPress.com」アカウント取得

プラグイン「Akismet」を動かすために

「WordPress.org」をインストールするともれなく付いてくるプラグイン「Akismet Anti-Spam (アンチスパム)」。記事へのスパムコメントを削除してくれるプラグインです。

コーポレートサイトの場合には記事詳細ページにコメント欄をつけることがほぼありませんので「Akismet」も使うことがありません。

ですが、フォームプラグインの「Contact Form 7」「MW WP Form」と連携させてスパムフィルタリングが出来ますので「WordPress.com」のアカウントは取得しておいてもいいかも知れません。

「Akismet」を利用するにはAPIキーが必要で「WordPress.com」でアカウントを作らなければなりません。インストール型利用時にも、何かと「WordPress.com」への誘導を感じたりします(笑)先述しましたが「.org」と「.com」は密接度が高いです。

「Akismet」APIキーを取得する

2つのWordPress「WordPress.org」「WordPress.com」

全面英語でハードル高めですね(汗)わたしが10年前に取得した時も恐ろしかったのを思い出します。当時のブログに「女は度胸で突き進みます」って書いてあり笑ってしまいました。

趣味のブログや個人サイトの場合には、無料で利用できますので「Personalプラン」を選択します。

2つのWordPress「WordPress.org」「WordPress.com」

Personalプランは、実質無料を許しているのですが、利用者が寄付してくれればいいな〜自由に寄付額決めてよ〜って画面が出ます。なので、寄附金額のスライダーを左側に移動させて0円にします。

2つのWordPress「WordPress.org」「WordPress.com」

個人使用の場合には以下3つの項目にチェックを入れます。

  • I don’t have ads on my site(私のサイトには広告がありません)
  • I don’t sell products/services on my site(私は自分のサイトで製品/サービスを販売していません)
  • I don’t promote a business on my site(私は自分のサイトでビジネスを宣伝していません)

この3つの項目にチェックを入れることで「0円OKよ〜」ってことになります。どれか1つでも該当するものがありチェックを入れると有料版を利用する必要があります。

これで恐ろしい箇所はクリアしまして、あとは入力したメールアドレスに送られてくるコードを入力して認証を行うとAPIキーがメールで送られてくるはずです。

わたしが10年前に取得したAPIキーも問題なく今も使えます。

総括・雑感

クライアントワークでは、「WordPress.org」一択だと思います。最近新しくWebのプロになったクリエイターは「WordPress.com」を知らないことがあるかも。でも両方知って両方のメリット・デメリットを理解し適材適所で提案トークを繰り広げることが重要です。

関連リンク

サイト内リンク

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外部リンク

無料のオープンソースブログ・CMSソフトウェア「WordPress.org」
レンタル型ブログサービス「WordPress.com」
Automattic社について(Wikipedia)